妊娠・出産
もしかして妊娠?妊娠検査薬の信頼性と妊娠の確定について
生理が遅れる・体調が悪いなどのきっかけで「妊娠してるかも?」と思った場合は、妊娠検査薬で妊娠の有無を確認しますよね。
妊娠検査薬とはどのような仕組みで、判定はどこまで信頼できるのでしょうか?検査方法と注意点をまとめてみました。
妊娠検査薬のしくみ
女性の身体は、妊娠すると赤ちゃんを育てるための変化を始めます。
受精卵が着床したあと、最初に分泌されるホルモンの一つにhcg(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)があります。
hcgは妊娠して初めて分泌され、検査薬はこのホルモンに反応するように作られています。
妊娠検査薬の使い方
<検査薬の使用方法>
※メーカーによって多少の違いがあります。
1:尿吸収部分のシートへ尿をかける(約3秒間)
2:約1分間待つ
3:「終了」のラインが確認できたら判定完了
4:「判定」のラインに陽性の反応が出ていたら、妊娠確定です。
妊娠検査薬の結果の信頼性
検査薬が反応するhcgホルモンは、受精卵が着床したあとの生理予定日ごろから尿の中に出てきます。そのため、検査薬の使用が早すぎた場合などは、妊娠初期でも陰性が出るかも知れません。
あいまいな場合は、時間を置いてもう一度検査するか、産婦人科などを受診しましょう。
<あいまいな結果>
・「終了」のマークが薄い、出ない
・「判定」のマークがうっすら出て微妙
・陰性だったが生理がこない
・院生だったが、妊娠初期のような症状が出ている
<微妙な判定の原因>
1:陽性なのにラインが出ない
・hcgが分泌される前に検査した
・検査薬にかけた尿の量が少ない
・検査薬の使用期限切れ
・hcgの量が多すぎて反応しない(多胎の場合など)
・胎児の発育が遅れているなど
2:陰性なのに判定ラインが出る
・絨毛癌でhcgが分泌されているなど
・ほかhcgが分泌されている状態(中絶や流産の直後など)
・尿が正常ではない(糖尿病などで異常が起きている)
判定後は早めに病院へ
妊娠は女性にとって大きな出来事です。妊娠しているかどうか、わからない状態はとても不安です。一日も早く知るために検査薬は重要な手掛かりになるでしょう。
ただし妊娠検査薬はかなり正確な判定が出る一方、まれに上記のようなトラブルや誤表示も出るため、検査薬の判定後、特に陽性だった場合は、すぐに婦人科系の病院を受診して下さい。
確実な診断のもとで、今後の計画について考えるようにしましょう。
(photo by 筆者)
著者: カラダノート編集部