妊娠・出産
気になる!妊娠中の足の「しびれ」… 原因は嬉しいこと♪「胎児の成長の証」なんです
妊娠中に足に「しびれ」を感じる方は多くいらっしゃるのでないでしょうか。この足の「しびれ」は、ほとんどの妊婦の方が経験する「しびれ」といっても過言ではないでしょう。
もちろん「しびれ」が続くと辛い時もありますが、実は赤ちゃんが順調に成長している証でもあるんです。
胎児の成長と足の「しびれ」の関係
妊娠期間中の足の「しびれ」の根本的な原因は、お腹の胎児の成長といわれています。そのため、完治するには出産するしかないといえます。
子宮の中で大きくなっていく胎児はその成長と共に、子宮周辺の血管や神経を圧迫するようになります。
出産間近に「骨盤が開く」のも原因
併せて、妊娠後期の出産間近になると「骨盤が開く」といった変化が身体に現れます。これは、骨盤を開くことで赤ちゃんがスムーズに出てこれる環境を作っているのですが、骨盤の開きが坐骨神経を圧迫し、更なる「しびれ」を引き起こす場合もあります。
そして、これらの「しびれ」が赤ちゃんの順調な成長の証だとしても、夜も眠れない、歩けないといった程の辛さを感じる場合は母体にとって良くない状態が生まれているといえます。
妊娠中の「しびれ」への対処
妊娠期間中の「しびれ」は、出産まで根本的に解決することはできません。しかし、「しびれ」を緩和させるための対処方法はいくつかあります。
例えば、お腹が大きくなるにつれて「しびれ」がひどくなる場合は、サポーターや腹帯で大きくなったお腹を支えてあげましょう。これだけで、血管や神経への圧迫を軽減することができます。
また、骨盤の開きによる「しびれ」の場合、出産前に骨盤が開き過ぎないようにする骨盤ベルトなどを使用し、骨盤を締めてあげることが有効とされています。
「しびれ」が、あまりにも辛い場合は、これらの対処を行い安静に過ごす必要があるといえるでしょう。
「しびれ」は赤ちゃんが成長しているサイン
妊娠期間中はメンタルも不安定になりやすいため「しびれ」などといった身体の不調を、いつもより敏感に感じてとってしまうかもしれません。
しかし、出産してみれば妊娠期間というのは非常に短いものだったと感じることでしょう。今は辛い「しびれ」も素敵な思い出になる日がくるかもしれませんね。
(Photo by:http://www.photo-ac.com/ )
著者: カラダノート編集部