妊娠・出産
妊娠初期の貧血はなぜ起こるの?鉄欠乏性貧血のこと、知っておきたい貧血対策もお届け
つわりはほとんどの妊婦さんに起こる、妊娠を実感する最初の症状です。この時期は、体調不要の日が続き、貧血の症状が出ることもあります。
そこで今回は、妊娠初期のつわりと貧血についてご紹介します。
つわりが始まる時期はいつ?
つわりは、妊娠4週目頃から始まり、16週目には落ち着いてくると言われています。しかし、症状は人それぞれ。
出産するまでつわりの症状が続く場合もあり、つわりを止める方法はないため、この時期は妊婦さんにとってなかなか辛いものです。
妊娠初期に貧血になる理由
では、なぜ妊娠初期に貧血になるのでしょうか。
妊娠初期の貧血「鉄欠乏性貧血」
「鉄欠乏性貧血」とは、その名の通り、体内で鉄分が不足している状態のことを指します。
鉄は、肺から酸素を運ぶヘモグロビンを作るために必要は栄養素。不足することで、体内に酸素がうまく循環せず貧血になるというわけです。
肌のカサカサの原因にも!鉄欠乏性貧血の症状とは
妊娠中に乾燥肌に悩む方も多いですが、鉄欠乏性貧血は原因の一つでもあります。他にも以下のような症状が挙げられます。
・カラダを動かした時の動機、息切れ
・疲れやすくなる
・頭が重たい
・爪が割れやすくなる
・口の端しや舌が切れやすくなる
・髪の毛が抜ける など
早め早めが大切。鉄欠乏性貧血の対策
妊娠中はママの体が健康であることが第一。もちろん、ママの貧血状態が続くと胎児にも影響があるようにです。
鉄欠乏性貧血の症状に当てはまると感じた人は、ぜひ早めに治療をしましょう。
1.鉄剤の服用
鉄欠乏性貧血の治療は、鉄剤の服用が主流です。赤ちゃんへの影響は心配ないといわれますが、市販の鉄剤ではなく、産婦人科で相談して鉄剤の処方を受けた方が安心です。
しかし、鉄剤は胃のムカつき、嘔吐、下痢、便秘といった消化器系の副作用が心配されます。つわりの時に鉄剤を飲むと、不快な症状が強る可能性があるため、お医者さんに相談して服用しましょう。
2.食べる物から鉄分を補給
鉄剤の服用するだけではなく、食べる物を見直すことも大切です。
動物性の食品(魚や肉など)、植物性の食品(野菜や穀類)にも鉄は含まれていますが、動物性の方が吸収率が良いと言われています。特にオススメは「レバー」。
ただし、あくまでバランスが大切。動物性、植物性を満遍なく補給し、しっかり鉄分を補いましょう。
【体験談Pick Up】妊娠中に貧血を経験...
回答者:にうみいさん
貧血検査の結果
妊婦健診で貧血検査をしたら何と8という数値。 10を切ると貧血であまりよろしくない数値だというのに8って!! 医師にはよくたってられるね、なんて言われる始末。 いや、立ってられなかったんですけどね。 なるほど。 頭痛や息切れもこの貧血からなる症状だったようです。
確かに顔色は悪かったような気はする。 レバーなんかが鉄補給には一番なんだけど、赤ちゃんにあまり良くない成分も含まれているから鉄剤で何とか状況を改善しなければって感じでした。
赤ちゃんにも影響がある!?貧血
あまりひどい貧血が続くと私だけでなく赤ちゃんにも悪影響があるらしい。 赤ちゃんも貧血状態で生まれた来てしまったりするらしい。 そうしたら生まれた赤ちゃんも疲れやすかったり、病気になりやすかったり病気が治りにくかったり。
しかも出産の時出血が止まらなくなったりするとか本当にやばいみたい。 そんなの早く言ってよ!! ただでさえ初めての出産でビビっているのに出血が止まらなくなる危険性があるって!! 怖すぎでしょ(汗)
回答者:ののみんさん
貧血改善ならず
割と早いうちから貧血の疑いが出ていたのですが、前回の糖の検査(血液検査)にて、貧血で引っかかってしまいました。 深刻なほどではないのですが、血色素12g/dl以上が理想のところ、10.6g/dlでした。
食生活では鉄分が含まれる食事に加え、サプリメントやドリンクで積極的に鉄分を摂取していたつもりでしたが、それでもまだまだ不足していたようです。このままでは安全にお産ができないから、と鉄剤を処方される羽目に。
ところが、この鉄剤が合わず飲むと湿疹が出るようになってしまいかゆくて夜も眠れないように・・・。 ストレスも溜まり、胎教にもよくないと思ったので先生に相談。結局、サプリメントをしっかり摂るように指導されました。 鉄剤には注射もあるのですが、薬の副作用だけでこんな目にあってしまったこともあり、怖くて受ける気にはなりませんでした。
我慢はNG!貧血症状は早期治療を
今回ご紹介した体験談にもあったように、貧血状態はお腹の赤ちゃんにも影響がある場合もあります。
少しぐらいなら我慢しようと思ってしまいますが、ママの栄養によって赤ちゃんは成長しているため、ぜひ早めに治療を行いましょう。
(Photo by:https://www.photo-ac.com/)
著者: カラダノート編集部