妊娠・出産
妊娠したら始めよう!血を作るビタミン「葉酸」の摂取
それまで健康に大きな関心がなかった方でも、妊娠をすると出来るだけ健康的な生活をおくりたいと思うのは自然なことでしょう。そして妊婦の健康管理について調べると、必ず出会うのが「葉酸」という栄養素です。
妊娠するまでは聞いたこともなかった、という方も多いでしょうこの「葉酸」について、今回は紹介いたします。
「葉酸」とは?
葉酸はビタミンB群の1種で、「葉酸」という名前の通り葉物をはじめとする緑黄色野菜に多く含まれるといわれています。その他にも豆類やレバーなどに多く含まれ、細胞分裂に不可欠な栄養素となります。
「血を作るビタミン」とも言われており、妊娠中は胎児のために通常の倍の量を摂取する必要があるといわれています。神経管の先天異常の発症リスクを低下させるということが近年解明され、特に妊娠初期の積極的な摂取が推奨されています。
胎児への好影響のほかにも、妊娠中毒症やマタニティブルーの抑制にも働くという意見もあります。ママのためにも赤ちゃんのためにも、必要不可欠な栄養素なのです。
一日の葉酸摂取量
15歳以上の成人男女・・・200マイクログラム
妊婦・・・400マイクログラム
授乳婦・・・280マイクログラム
「葉酸」の摂取の仕方
実は、水溶性ビタミンである葉酸は、過熱すると半分近くが流れてなくなってしまいます。そのため、毎日必要量を食べ物から摂取するというのはとても困難なことなのです。
普段の食事をバランスよくとったうえで、サプリメントで葉酸を補うのが効果的な摂取方法です。病院によっては、医師が処方箋を出してくれるところもあるようです。
赤ちゃんと妊婦さんに欠かせない栄養素「葉酸」。意識しなければ不足しがちなので、是非積極的に、効果的な摂取方法を試してみましょう。
(Photo by:http://www.ashinari.com/)
著者: カラダノート編集部