妊娠・出産
出産関係の費用を考える前におさえておいてほしいポイント
出産する上で気になることの一つが、出産関係にかかる費用です。妊娠していると体の変化や赤ちゃんの成長、これからの生活の変化など様々な悩みがありますよね。
特にお金に関する悩みは、ストレスが大きいものです。今回は、お金に関する悩みをしっかり解消するため、出産費用を考える上での基本的なポイントをまとめました。
出産は、何に費用がかかる?
妊娠をすると健診や検査のために病院へ行ったり、マタニティウェアを購入したりと何かと費用がかかりますよね。
いよいよ出産が近づいてきた時にも、気を付けておきたいのが出産にかかるお金のことです。一般的に出産は、出産する方法・場所によって大きく費用が変わってきます。
また、出産後もすぐに体を動かせるわけではありません。1週間ほど入院をして産後の経過を観察します。また、産後1か月間は、母体の回復を優先させるための期間になるので、安静にすごし子供のお世話以外は、なるべく横になるよう勧められます。
そのため、家族への食事は出来合いのもの注文したり、家事の代行サービスを頼んだり等、今までの生活よりも費用がかさむことがあるのです。
出産する方法による費用の違い
具体的にどのような方法で出産したいという希望はありますか。出産する上での費用は、出産方法によって異なります。一般的には、普通分娩による助産婦さんにサポートをしてもらうものか、希望する・しないに関わらず帝王切開による出産になります。
機関によって費用は異なりますが、自然分娩の場合は40万円~70万円、帝王切開の場合は、50万円~75万円と言われています。帝王切開の場合は、2週間ほどの入院となりますが、健康保険が適用されるため自然分娩を費用が差ほど変わらないことがあるようです。
無痛分娩や水中分娩は?
また、最近では無痛分娩や水中分娩といった分娩方法を希望するプレママ増加中。自然分娩に加えて、1~20万円の追加費用が発生します。この追加費用も医療機関によって様々です。
どのような出産方法を選択するかによって、出産費用が変わってくるということをまず理解しておくようにしましょう。
出産する場所による費用の違い
出産場所に関しては、自宅での出産、助産院、産科クリニック、総合病院や大学病院のような大規模病院での出産まで様々です。
地域や病院によって出産費用は異なりますが、安いところだと30万円程度、高いところだと80万円以上と出産施設によって大きく異なります。
里帰り出産の場合
また今住んでいる場所で出産するのか、里帰り出産するのかでも、出産に関わる費用は大きく変わってきます。里帰り出産をする場合は、自分が里帰りするための交通費、パパが通うための交通費なども考慮しなければいけません。
さらに、実家での生活環境を整えるための費用も少なからず発生してきます。この辺りは、どのような物が実家にそろっているのか、自宅から持ち運べるかで大きく変わってきますが、余裕をもった予算をたてておく方が良いでしょう。
分娩以外にもかかる費用
分娩以外にも妊婦検診や赤ちゃんの定期健診など費用がかかります。妊娠したから出産するまで、一般的に計14回健診に通います。
基本健診は、1回3000円~5000円。血液検査等を受けた時や病院を変わるための紹介状を書いてもらうときなど、別で2000円~6000円の追加費用が発生します。
基本健診等の総額が10万円~15万円もの費用がかかりますが、自治体からの補助金によって約5万円~10万円の実費で抑えられるのです。とても大きな金額になるので、母子手帳を受け取りに行く際に、必ず役所で確認をするようにしましょう。
また、健診を受けに行く際は、補助金に必要な申請用紙等はしっかり持っていくようにしてくださいね。
実費は、出産育児一時金を引いた額
健康保険に加入している本人または扶養家族が出産する場合、出産一時金として子供1人につき42万円が給付されます。
そのため、もし分娩など含めた出産費用が60万円である場合、出産一時金を差し引いた18万円が実際にかかる出産費用となります。
以上のように、自分の希望する出産方法・場所から出産一時金を差し引いた額がおおよそかかる出産費用ですので、早めに希望する出産プランと費用の見積もりを出しておいたほうが良いでしょう。
気になるお金は、事前に病院へ確認しよう
出産にかかる費用は、医療機関や出産方法によって大きくことなります。安心して出産に臨めるようにするために、出産費用は事前に病院へ確認しておくことをおすすめします。
金額を事前に知っておけば、費用に対する対策や相談を事前にすることができます。また、想定より高額になった場合のショックも緩和してくれることでしょう。これからはじまる赤ちゃんとの生活。
大事な赤ちゃんとの生活に集中するためにもお金の悩みは事前に解消して、出産に臨んでくださいね。
(Photo by:https://www.photo-ac.com/)
著者: カラダノート編集部