妊娠・出産
陣痛は赤ちゃんが頑張っているサイン!陣痛の痛みを乗り切る方法
臨月に入った妊婦さんはもうすぐ赤ちゃんに会える喜びとともに、いつ陣痛が来るのだろうという不安と隣り合わせです。
先輩ママから聞く壮絶なエピソードを思うと、陣痛に対する不安や恐怖に負けてしまいそうになりますが、そこを乗り越えれば赤ちゃんに会える大切なイベントです。
不安に負けてしまわないよう、陣痛について正しく知っておきましょう。
陣痛は何故起きる?
赤ちゃんが子宮内から降りてくるときに、黄体ホルモンの現象と子宮が赤ちゃんを外の世界に出すために子宮が収縮する際の刺激が、陣痛の痛みを引き起こしているといわれています。
陣痛から出産
陣痛は最初は不規則な収縮でも、段階が進むごとに定期的な収縮になっていきます。
一般的に10分置きの陣痛になったらそこからお産がスタートします。
陣痛を感じている間は、赤ちゃんが頭で子宮口を押し広げている真っ最中です。
妊娠中は閉じている子宮口は、数十回の陣痛を繰り返して徐々に開いていきます。
子宮口が10cmに開いたら、赤ちゃんは第一関門を突破したことになります。
陣痛のリズムに合わせてママもいきんでいくことで、今度は膣の出口を徐々に押し広げていくことになります。
ここでいきむのが早すぎると、会陰が裂けてしまう等のトラブルが起こりますので、医師や助産師さんの合図にしたがっていきましょう。
出産は胎盤が出て終了
赤ちゃんが生まれた後、鳴き声を聞けばママはほっと一安心。
赤ちゃんが生まれたあとの数分後に胎盤が出てきて出産は完了します。
その後、会陰の縫合等を済ませた後でそのまま分娩室で数時間休みます。
陣痛は赤ちゃんが外に出ようと頑張っている証
満期(37週から41週6日まで)まで妊娠が継続できた方は、本来の自然な陣痛がきて、自分の力で赤ちゃんを産むことができます。
赤ちゃんはママのお腹の中で十分に育ち、子宮の外に出て来る準備ができたら、自ら信号を送ります。
そうして陣痛が始まるんです。
自然に始まった陣痛は、赤ちゃんを産み出すためのエネルギーに満ちた陣痛です。
赤ちゃんが自分の力で子宮の外に出ようとするエネルギーを感じるのではないでしょうか。
最後に
陣痛の痛みにだけ注目してしまうと、やはり陣痛の痛みを乗り切るのにも体力を使います。
ですが、赤ちゃんも一緒に頑張っていると思えば、辛い痛みも少しは前向きにとらえられるのではないでしょうか。
(Photo by:足成 )
著者: カラダノート編集部