妊娠・出産
おしるし~陣痛~出産までの道のりは?赤ちゃんのタイミングを待とう!
子宮口がひらく準備をしたり子宮が陣痛の準備をすることで、卵膜がはがれ少量の出血をすることを「おしるし」といいます。
おしるしは、出産直前の合図のことで、人によって量も色もさまざまです。
生理のときのような鮮血の出血をする人もいれば、ごく少量の茶色いおりもの程度の人もいます。
もしおしるしを確認したら、その後どのように出産が始まるのか?出産まぎわの妊婦さんは、ぜひ知っておきましょう!
おしるしの色・量
おしるしの色や量も、人によって違います。
ほんのりピンクでさらさらに近いオシッコのような状態から、おりものに赤や茶の血液のようなものが混ざっている人もいます。
しかし、オシッコを漏らしてしまったようなビショビショの状態になることはありません。
そのような場合には「破水」の可能性が高いので、早急に産科へ連絡して下さい。
いずれにせよ、出産間近の時期になったら、トイレでは使用済みのトイレットペーパーをチェックしたり、下着の汚れを見逃さないなど、しっかり観察することが大切です。
臨月では、他にも出血する要因が考えられ、感染症や早産などの危険性もありますので、日頃から自分の状態をしっかりと観察し、不安があればすぐにお医者さんに相談しましょう。
おしるしから陣痛までの時間は人による
おしるしが確認された後に陣痛が始まり出産する流れは、人により感覚やペースも様々です。
おしるしがあるとその日のうちや翌日には陣痛が始まり出産に入るのではないかと思いがちですが、その確率が高いわけではありません。
おしるしがあってから10日以上たって陣痛が来たというケースも少なくはありません。
産院でもおしるしから出産日予想をするのは難しいらしく、おしるしを確認して受診しても、特にその後の出産への指導はありません。
赤ちゃんのタイミングを気長に待つしかないようです。
「おしるし~陣痛」に関するみんなの体験談
おしるしは人それぞれ違うもので、どれがおしるしか自分では判断できないこともあります。
破水や胎盤剥離などと勘違いすると赤ちゃんが危険ですので、様々な体験談を参考にしてみてください。
おしるしから陣痛までの期間
・おしるしがあってから、4日後に陣痛が始まった。
・おしるしがあってから、1週間後に陣痛が来た。
・おしるしから2日後に陣痛がはじまった。
・おしるしから3時間後に陣痛がはじまった。
・検診後、まだ生まれないと言われた直後におしるしがあり、その日のうちに出産した。
おしるしから陣痛までの量
・朝起きたら、うっすらとショーツにピンクのおりものがついていた。
・突然、生理初日のような赤褐色の出血があり、驚いて病院へ駆けつけた。
・トイレットペーパーに薄いピンクのおりものがついていた。
(危うく見逃すところだったという方も多いようです)
破水
破水も、おしるしと同じように、下着にうっすらピンクがかった色がつくだけの場合もありますが、水風船が破裂したように派手に下着が濡れる場合もあります。
大量に出血があった場合には、トラブルの危険性が高いので、すぐに病院に相談して下さい。
胎盤剥離
破水も、おしるしも、長い期間続くものではありません。長い間、出血が続く場合には胎盤剥離の疑いがあります。
胎盤は本来、出産まで赤ちゃんに栄養を送り、出産した後で役目を終えて外に出てくるものなので、赤ちゃんがお腹にいる間に剥離してくることはとても危険です。
出血多量であったり血の塊が出てくる場合には、早急に医師の診断を受けましょう。
おしるしは、身体も赤ちゃんも出産準備が出来た合図です。
待ちに待った赤ちゃんに会える瞬間がすぐそばに来ているということです。
お腹の中にいる時間もあと少しですので、残り少ない妊婦時間を大切に、陣痛が来るのを楽しみにしましょう。
おしるしから陣痛までの過ごし方
おしるしから陣痛までの時間は、短い人もいれば数日ある人もいるようです。
どちらであっても異常な痛みや出血等がない限り、正常な出産への道のりです。
先輩ママたちの経験談に左右されすぎず、気長にリラックスしてお産を待つのが良いでしょう。
ストレスを感じて身体が硬くなってしまうと、自然と子宮も硬くなり痛みを必要以上に感じてしまうようなこともあります。
自分のお産はこうなのか、と余裕をもって受け止めていくことが大切です。
おしるしに限らず、お産は人それぞれです。
予定日が近づいてきたからといって身をかたくして待っていると、赤ちゃんも緊張してしまうようです。
情報に左右されすぎず、赤ちゃんと自分の体調を見つめていきましょう。
(Photo by:http://www.ashinari.com/)
著者: カラダノート編集部