妊娠・出産
赤ちゃんとママの健康状態を確認!妊婦健診の超音波検査の目的
超音波検査は、ママやパパにとって赤ちゃんに出会える喜ばしい時間です。特に、まだ赤ちゃんが小さく胎動を感じない時期には超音波検査で元気に動いている赤ちゃんを見て、毎回ほっと胸をなでおろすママも多いでしょう。
両親にとってはわが子の成長を確認するいわば記念撮影のような役割が大きい超音波検査ですが、医師はこの検査で赤ちゃんの状態を様々な角度から確認しています。
赤ちゃんとママの健康状態をチェック
まずは、ママの子宮や卵巣の状態を確認しています。初診の段階では子宮外妊娠等の異常な妊娠はしていないかどうか、卵巣に異常はないかなどを確認しています。中期以降には胎盤の位置が正常かどうか、前置胎盤等の状況になっていないかどうかも確認できます。そして、赤ちゃんの成長の様子を確認することも重要な目的です。
逆子など赤ちゃんの体勢が出産に適した形かどうかを見られるだけでなく、赤ちゃんの身長や体重、頭の直径や胴回り等が週数と比較して正常な成長を遂げているかを確認します。妊娠が進めば赤ちゃんの性別も確認できます。
さらに、赤ちゃんの健康状態に異常がないかどうかも確認しています。心臓の異常などの臓器の健康状態を確認することができます。
方法は2種類
超音波検査の方法はその当て方で2種類に分かれます。まず妊娠12週頃まで行われるのが経腟法で、膣に超音波の機械を挿入することで子宮の様子を確認します。リラックスしていれば痛みはありません。それ以降は赤ちゃんも大きくなり見やすくなるため、お腹に機械を滑らせて子宮内を確認する経腹法になります。
超音波検査の時、画面を見ながら先生がいろいろとカーソルを動かして計測していると思います。気になったら「それはどこですか?」と自分から聞いてみると良いでしょう。
著者: カラダノート編集部