育児
子どもの誤飲事故のトップは?
子どもは興味を持ったものを口に入れてしまうことがあります。
これが誤飲事故につながります。
●どのようなものを誤飲してしまうの?
厚生労働省の調査によれば、小児の誤飲事故の中で最も多く誤飲されているものはタバコとわかりました。
2010年度の場合は、調査した377件の小児誤飲事故のうち、130件がタバコの誤飲事故です。
タバコは1978年から小児誤飲事故の誤飲物のトップです。
ちなみに2位は医薬品や医薬部外品で17%程度、3位はおもちゃで9%です。
2位と3位のパーセンテージを足しても、1位のタバコの誤飲のパーセンテージを下回ります。
以下、化粧品や硬貨、電池等が誤飲物として続きます。
●タバコの誤飲の対処法
もしも子どもが煙草を誤飲してしまった場合には、まず食べてしまったタバコを吐かせます。
タバコが消化管内で吸収されてしまうとニコチン中毒症状に陥る可能性があるので、嘔吐を促します。
もしも水にぬれたタバコを食べた、湿らせて食べたことがわかったら、水や牛乳を飲ませた上で嘔吐を促します。
そうでなければ水や牛乳は必要ありません。
また、急性ニコチン中毒にかかっていないかどうかもチェックしてください。
急性ニコチン中毒になると、腹痛を訴えたり、興奮したりします。
痙攣や頭痛が起きているときには急性ニコチン中毒と考えられますので、すぐに病院へ行って治療を受けてください。
また、急性ニコチン中毒のような症状がないように見えても、念のためタバコを吐かせて子どもを落ちつけたら病院で診察を受けた方がよいです。
(Photo by http://www.ashinari.com/2009/05/08-019200.php)
著者: カラダノート編集部