妊娠・出産
後陣痛や乳房の緊満、会陰切開など…出産後の痛みの対策!
出産前に起こる陣痛…痛みを乗り越えてやっと出産をして一安心なんて思っていませんか?
出産前の陣痛以外にも、出産の最後の締めくくりともいえる後陣痛や乳房の緊満による痛み、また、分娩時に会陰切開や裂傷などで傷を縫合したり、痔になってしまったりと、思いがけない様々な痛みが待ち受けています。
出産後に早く日常生活が送れて、赤ちゃんのお世話をしっかり行えるように痛みをできる限り軽減し、体を回復させる必要があります。
後陣痛の痛みの軽減
後陣痛は、広がった子宮が元に戻ろうと収縮して起きる生理的な痛みで、3日~4日で痛みが徐々に和らいできます。後陣痛は授乳で乳頭を刺激することで強く現れるので、赤ちゃんへの授乳が思うようにできない人もいます。
出産後、子宮を元に戻す為に子宮の収縮剤が処方されます。痛みが強い場合は、子宮の収縮が正常な経過を辿っていれば、服用を中止し様子を見ることもあります。
また、痛み止めを処方してくれるので、我慢せずに相談してみましょう。
腹部を温めると痛みが和らぐ、自分の落ち着く態勢で寝るなど効果は人によりますが、試してみるといいかもしれません。
縫合部の痛みが続いたら…
会陰裂傷や切開などで縫合した時は、痛みが出ますが、普通は1週間くらいで治まり殆ど痛みがなくなります。
これ以上、痛みが続くような場合は、感染症などの危険性があるので看護師や先生に痛みが続くことをきちんと伝えましょう。
縫合部の痛みの緩和は、縫合部の刺激を避け、体重がかからないように、座る時に体位を工夫するなどし、感染症予防のためにも縫合部を清潔に保つようにしましょう。
出産前に、少しでも痛みが緩和できるように、自分がリラックスできる方法を見つけておいたら良いかもしれませんね。
(Photo by:足成 )
著者: カラダノート編集部