妊娠・出産
陣痛っていつ来るの?!…出産前によくある、陣痛の兆候とは??
「いつ陣痛がくるの?」
「陣痛がもうすぐくるってわかる前兆はあるの?」
出産予定日が近づくと、いつ陣痛がくるのかわからず、不安になる方も多いと思います。
では、陣痛が始まる前に、よくある兆候の例をいくつかあげてみましょう!
お産が近づいている赤ちゃんからのサイン
出産が近づくと、今までお腹の上のほうにいた赤ちゃんが下がってくることでママの身体にもいくつかの変化があります。
お産の前に確実に出産のタイミングを知ることは出来ませんが、下記のようなポイントが、お産が近づいている赤ちゃんからのサインとして目安になることでしょう。
・トイレがより近くなる
・胎動が少なくなる
・おりものが増える
・腰が痛くなる
・恥骨や足の付け根に圧迫感を感じる
・胃の圧迫感がとれ、食事がいつも通り摂れるようになる
・お腹が張りやすく、張りが強くなる
もちろん、全てのサインがすべての妊婦さんに表れるわけではありませんが、これらのサインを感じた場合には、入院準備のバッグをいま一度確認して、最終的な出産準備を済ませておくことが望ましいでしょう。
お産が始まるときの赤ちゃんからのサイン
お産が始まるときの赤ちゃんからのサインとしては、「おしるし」、「陣痛」、「破水」の3つが挙げられます。
おしるし
おりものに血液が混じり、子宮口が開き始めたことを知らせるサインです。
全員にあるわけではありませんが、おしるしがあると、数日以内には出産となるケースがほとんどです。
陣痛
赤ちゃんが子宮の外に出る運動を助ける子宮の収縮運動です。そのうち感覚が定期的なものを陣痛と呼びます。一般的に陣痛が10分間隔になった時がお産のスタートとなります。
破水
赤ちゃんを包んでいる膜が破れて、中の羊水が流れ出てくることです。
尿が漏れたようなちょろちょろという破水もあれば、ドバーッと激しく出る場合もあります。
破水が起きたら赤ちゃんへの感染の危険もあるため、出来るだけ速やかに病院へ向かってください。
陣痛・お産の前兆
・足の付け根が痛くなる
赤ちゃんが下がってくることによって、重みが腰より下に移り、足の付け根に負担が掛かることによって痛くなると言われています。
・おしるしがある
おしるしと言って、子宮頸管粘液と血が混ざったもので、少し血の混じった帯下(おりもの)の様なものが出てくることがあります。
※ 鮮血が沢山出たり、激しい腹痛がある場合は緊急を要するので、大至急受診をしましょう。
・胃がスッキリとして、食欲が増す
赤ちゃんが下がってくることによって、今まで圧迫されていた胃がスッキリとします。
今まで苦しくて少量ずつしか食事が摂れなかったのに、急に沢山食べられるようになるようです。
沢山食べられるからと言って食べ過ぎには注意をしましょう。
出産までは、体重管理に気を配りましょう。
・前駆陣痛がある
お産が始まる4~5日前には、従来と比べ物にはならないくらいにお腹がはるようになります。
そのせいで寝ていても途中で目が覚めるようになったり、なかなか眠れなくなる人も多くいます。
これは「前駆陣痛」と言って、本格的な陣痛の前に行われる陣痛の予行練習のようなものです。
本当の陣痛とは違い、子宮収縮が起こる波が不規則でしだいに治まってしまう偽陣痛です。
1日に数回、不規則な痛みが生じる事があります。
お産の為のウォーミングアップとも言われていて、痛みの強さや長さに個人差があるようです。
その後にはもうすっかり消えてなくなってしまう方もいらっしゃいます。
この前駆陣痛が見られるようになれば、もう本番の陣痛に耐え、赤ちゃんを産むだけです。
入院に向けた準備の最終確認を行い、万全の体制で臨みましょう。
・恥骨や足の付け根の痛みを感じる
産まれる数日前くらいから恥骨が痛んだり、10ヶ月に入ってから、歩いたり起きあがるたびに足の付け根恥骨が痛むことがあるようです。
恥骨とは、股の上あたりの固い骨の部分です。
恥骨は、骨盤の一部で、腰や、ふとももの付け根の骨などと一体になっています。
妊娠後期になると、恥骨結合組織がゆるみ、恥骨の骨盤の輪が広がり、出産にそなえます。
骨盤の輪が広がることで、赤ちゃんも広くなったお腹の下の方に降りてくるのです。
このように、恥骨や足の付け根に痛みを感じるのは、赤ちゃんが降りてきている証です。
ですが、経産婦の方はもっと早くから恥骨、足の付け根が痛む方もいるようですので、「お産の兆侯」にならないこともあるようです。
・お腹が緩くなる
陣痛の兆候として、お腹が緩くなる場合があるようです。
今まで便秘気味だったが、急にお通じがよくなったり、または陣痛前はずっと下痢気味だった…など。
このような出産前のお腹の緩みは、ホルモンの働きが関係しているのではないかと考えられています。
お腹をすっきりさせ、赤ちゃんが生まれやすいように体が整えているのではないでしょうか。
お産の兆候には個人差がある
お産の兆候について幾つか例をあげましたが、お産は全てにおいて個人差が大きいものです。
産婦さんによっては、出産のほんの数日前や当日まで、全く何も兆候が無かったという方も少なくはありません。
9ヶ月を過ぎたら、いつ陣痛が来ても慌てなくて済むように、入院の為の準備や退院後の準備をきちんと済ませておきましょう。
(Photo by:http://www.photo-ac.com/ )
著者: カラダノート編集部