育児
乳腺炎の一歩手前!乳管のつまりを解消して乳腺炎を食い止める!
母乳は、乳腺で作られて細い乳管を通り、乳頭まで運ばれてきます。その何処か途中で、乳栓が母乳の通り道を塞いでしまうことがあります。そのことが原因で、乳腺炎になる可能性があります。乳管が詰まった程度の軽症の状態の時に正しい処置をすることで、薬を飲んだり、断乳したりなどの事態になるのを防ぎましょう。
乳管が詰まったときの症状
・突然、乳房の一部分にしこりのような張りを感じます
・時間とともにしこりが大きくなって、パンパンに腫れて痛みを伴ってきます
・詰まったのが1本の乳管でも、他の乳腺からの母乳の出も悪くなります
・乳頭付近で詰まると、小さな白い塊が見えることもあります
対処法
赤ちゃんに飲んでもらう
・いろいろな抱き方であげてみましょう
・乳首が潰れたりしないように、乳輪ごと大きくくわえさせるようにしましょう
・夜間は母乳の分泌が良くなるので、頑張って授乳してください
搾乳
・授乳の後は搾乳をしましょう
・しこりを強くマッサージしたりなどすると乳線が傷つくおそれがあるので、搾乳は手で優しく行いましょう
・乳線がとれた後は溜まっていた母乳を出しきるために、特によく搾乳しましょう
冷却
・しこりがあった部分を、じゃがいも湿布やキャベツ湿布などの安全な方法で冷却すると楽になります
・保冷剤など冷却し過ぎると、乳腺を痛める可能性があります
経過
・乳栓ができてすぐの母乳はまだ甘いようです
・時間が経つと塩辛くなって美味しくなくなってきます
・乳汁が溜まったまま発酵して、ヨーグルト状になって小さな白い塊がいくつもできることがあります
・小さな塊が、詰まって抜け、詰まって抜けてを繰り返して回復するので、元に戻るのは少し時間がかかります
おかしいなと思ったら、早めに対処をすること、またお母さんの食生活などを見直すことなどで、重症化することを防いでください。
(Photo by:http://www.ashinari.com/2009/09/27-028276.php )
著者: カラダノート編集部