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厄除け、幸せを願う、誕生と成長を祝う…由来と目的を知ろう!女の子の初節句
女の子の初節句には、ひな人形などを準備してお祝いします。華やかなお祝いのイメージが強い女の子の節句(桃の節句)は、そもそもどんな目的で行うのかご存知ですか。初節句の前に、その目的や由来を知っておくと良いでしょう。
厄除けの「流し雛」がはじまり
桃の節句は、平安時代の貴族が厄除けのために紙の人形を川に流したことが起源です。これは、自分に降りかかる厄を身代わりの人形に受けてもらう意味があります。この紙の人形が、やがてひな人形として飾られるようになりました。
邪気をはらうために白酒、薬草のヨモギを使う草もちなど、桃の節句では厄除けのためのお供え物がたくさんあります。このことからも、桃の節句には厄除けの意味が強いといえるでしょう。
良縁を願う
昔は現代よりも「女性の幸せ=良縁」という考え方が強かったため、桃の節句では良縁を願いました。ハマグリを供えたり、お祝いの食卓に上げたりするのも、「ピッタリ合うものは1対しかない」というハマグリに夫婦和合を重ねたからです。もちろん、現代でも女の子の良縁を願います。さらに意味が広がり、大きく「女の子の幸せな人生」を願うようにもなっています。
現代のひな祭り
長い年月とともに少しずつお祝いの方法などは移り変わっていますが、桃の節句に込められた願いは共通しています。「女の子の幸せと、健やかな成長を祝い、願う」目的で、桃の節句を行います。また、初節句では女の子の誕生そのものを祝い、親戚などにお披露目する意味もあるでしょう。地域などによっては、昔ながらの風習にのっとって初節句をとりおこなうこともあります。
女の子の初節句は、「厄除け」「幸せを願う」「誕生と成長を祝う」のが主な目的です。
(Photo by:足成 )http://www.ashinari.com/2014/01/20-384843.php
著者: カラダノート編集部