妊娠・出産
産後、おっぱいが岩のように張る!痛みを緩和する方法
産後、赤ちゃんのためにおっぱいを一生懸命作ろうとママの体はフル稼働です。でも、産後の体って自分で思っている以上にデリケートなのです…
■おっぱいが張って痛いときの対処法
おそらく、乳腺炎でしょう。もしくは、乳腺炎になりかけているか・・・。張った状態を放置しておくと、古いおっぱいが溜まってしまって乳腺炎を起こします。重症化すると大変ですから早めに処置をしましょう。
冷やす
熱を持っている場所を冷やしてあげましょう。急激に冷やすことはよくないので、ガーゼなどで小さな保冷剤を包んであげてブラジャーの中に入れて患部に当ててあげましょう。
赤ちゃんによく飲んでもらう
生まれて間もない赤ちゃんは、たくさんの量を飲めないために、頻回授乳になってしまったり、授乳の間隔があいてしまうこともあります。そのため、赤ちゃんが欲しがったら・・・というだけでは、授乳間隔が空きすぎてしまい、乳腺炎の原因となってしまうことがあるのです。
2~3時間に一回の授乳はしっかりと行いましょう。赤ちゃんが寝ていた場合は、起こしてあげてくださいね。左右まんべんなく、五分ずつ交互に吸ってもらうなど工夫してみましょう。また、張って固くなっているおっぱいは少し長めに吸ってもらうと良いですよ。
疲れをとる
ママの疲れは、乳腺炎の大きな原因です。ゆっくり寝ることは難しいと思いますが、できるだけ横になって疲れをとってくださいね。
■なぜ??張ってしまう理由は・・・
様々な理由がありますが、ここでは、二点紹介します。一つは、上記でもお伝えしたように、赤ちゃんがまだ一度にたくさんの量を飲めないことが原因と言えます。赤ちゃんのために、一生懸命作られたおっぱいでも、始めのころは上手に飲めないのです。
そのため、飲み残した古いおっぱいが溜まっていってしまいます。おっぱいはミルクと違って、目で見て飲んだ量が分かりませんよね。赤ちゃんが咥えてくれていても、うまく吸えていないことってよくあるのです。
もう一つは、疲労です。疲労が蓄積すると、血液の循環が悪くなっていき、肩こりや頭痛が起きますよね。おっぱいは、血液で出来ています。そのため、疲労がたまって、血の巡りが悪くなるとダイレクトに影響を受けてしまうのです。
■どうしても辛い時は、病院、助産院へ
おっぱいのトラブルは、大丈夫だろうと放置しておくと、乳腺炎が重症化してしまったり、他の部分にも支障が出てしまいます。なかなか受診できないかもしれませんが、病院に電話で相談をして、適切な処置を受けてくださいね。
母乳外来など利用することで、授乳のコツを教えてもらうことができ、おっぱいのトラブルを回避する方法を知ることができます。また、トラブルの原因や対処法も人それぞれなのです。一人で解決しようとせずに、医療機関を利用しましょうね。
(Photo by:pixabay )
著者: カラダノート編集部