妊娠・出産
「この腹痛は妊娠?病気?」妊娠初期の腹痛の特徴とは?
妊娠したとき、いつもと少し異なる腹痛を覚える人は多いようです。
しかし、腹痛は妊娠以外にもさまざまな原因によって引き起こされます。
妊娠してもいなくても、腹痛は「お腹が痛い」と書きますから、体が何らかの変化を感じている状態です。
症状の違いをしっかり把握して、自分の体が発している腹痛のサインを見逃さないようにしましょう!
■妊娠初期の腹痛
・下腹部がはる感覚
・腰痛をともなう
・生理痛ににた痛み
・キューっという断続的ではない痛み
上記は、妊娠したときにおこる通常の腹痛です。
子宮が大きくなる過程で引っ張られるように感じたり、周囲を圧迫してしめつけられるように感じたりします。
断続的やがまんできないほどの痛みでなければ、正常な症状でしょう。
しかし、お腹の痛みが気になって日常生活に支障があるような場合は、はやめに医師に相談しましょう。
■流産の腹痛
・下腹部の強い痛み
・ギューっという断続的な痛み
・とつぜんの激しい痛み
上記は、流産の可能性が高い腹痛です。
正常な妊娠と見分けるときのかんたんな特徴は2つあります。
断続的であるか、痛みが強いかです。
加えて以下の症状をともなう場合は、特に注意が必要です。
・出血がある
・基礎体温が急激に下がる
・妊娠初期症状がぴったりとなくなる
流産の兆候を感じたら、一人で悩まず、できるだけはやめに医師に相談しましょう。
場合によっては、赤ちゃんをまだ助けることができるかもしれません。
いずれにせよ体の負担もあるので、異変を感じたらすぐに病院へいきましょう。
■消化器官の不調による腹痛
・ストレス
・暴飲暴食
・免疫力の低下
・アルコールの過剰摂取
・食中毒
これらさまざまな要因によっても、腹痛はおこります。
また腹痛とともに、便秘や下痢、激しいおう吐などの症状を感じることもあるため、体調不良を感じる人が多いようです。
安静にしていれば痛みがおさまってしまうこともありますが、思わぬ病気のサインであるかもしれません。
身近に聞く急性腸炎や急性胃炎だけではなく、尿管結石、腸閉塞などが原因の場合もありますから、自己判断は危険です。
以上、かんたんな腹痛の原因と特徴についてでした。
痛みの種類や特徴を自分で判断するのは難しいです。
自己チェックも必要ですが、原因を決めてしまわず医師の的確な診察をうけましょう。
自分の体の異変は、自分でしかわかりません。
痛みを感じたときは、無理にがまんせず体をいたわってあげましょうね。
(Photo by:足成 )
著者: カラダノート編集部