妊娠・出産
これを押さえれば大丈夫!出産内祝いの「のし・表書き」のルール~内祝いの意味
出産時には、たくさんの人からお祝いをもらうことがあります。その時にお返しとして贈るのが、「内祝い」です。一般的に内祝いには「のし」をつけるのが決まりです。しかし、この「のし」、あまりなじみがないものですから、どんなものを選び、何を書いたらいいのかわからない人も多いですよね。
出産の内祝いって?
赤ちゃんが誕生して、色々な人からお祝いしてもらったときに、出産祝いとしてお祝いの品物をもらうこともありますよね。出産祝いの後にいただく内祝いとは何でしょうか?
-出産祝いをいただいたお返し
「内祝い」とは、頂いた出産祝いへのお返しのことを言います。出産祝いを頂いたら、お返しとして内祝いを送るのがマナーです。実は筆者は若い頃、内の意味を勘違いし、家族や親せきなど、身内からいただくお祝いのことだとおもっていました。 内祝いには色々と決まり事もあります。
-内祝いは何を送る?
内祝いに何を送るかは相手の好みにもよります。
タオルや食器を送ることもあれば、お米やお菓子の詰め合わせを送ることもあります。最近ではカタログ式ギフトにして、相手に好きなものを選んでもらうことも多いようです。何にしようか迷ったらカタログを送るのも一つの方法ですね。
‐内祝いの金額の目安
一般的にはお祝いにいただいた金額の半額から3割程度を目安にしますが、地域などによって相場も異なることもあるため、周囲に確認しておくと安心です。また、気軽なお祝い(花束やお菓子)などをいただいた場合には、格式ばらない品物を送るのもよいでしょう。
内祝いの「のし」の書き方
内祝いを送るときに大切なのが「のし」です。品物だけでなく、のしやメッセージで気持ちを添えます。けれどもこの、内祝いのときにつけるのしは、どんなふうに書けばいいのでしょうか?
-のしの表書きには「蝶結び」の水引
のしにつける水引には種類があり、それぞれに意味があります。出産の内祝いとして、送るならば「蝶結び」を選びましょう。
蝶結びののしは、結び目がほどけても何度でも結び直せるので、「何度も繰り返し喜びが訪れる」という意味があります。ちなみに蝶結びは花結びとも言います。
水引の本数は5本です。丁寧な贈り物の場合は7本を使うこともあります。
-水引の上には「内祝」or「出産内祝」
水引がのしの中央を横断する形であり、そこに文字を添えます。
内祝いのときには、水引の上に「内祝」あるいは「出産内祝」などと書きます。
-水引の下に「赤ちゃんの名前」を、名前なしはNG
水引の上に内祝と書いたら、下には「赤ちゃんの名前」を書きます。これは赤ちゃんから「ありがとう」の気持ちを伝えているということを意味します。
もし名前の読み方が複数ある場合は、ふりがなをつけましょう。
-名字や親の名前はなし
赤ちゃんからのありがとうの気持ちとは言え、実際にお祝いをもらっているのはママパパです。そして内祝いを送っているのもママパパです。そのため、つい夫婦の名前を書きたくなるところですが、内祝いは赤ちゃんの名前をお披露目する意味があるので、赤ちゃんの名前を書きましょう。
-お礼状やメッセージを添える場合
お礼状やちょっとしたメッセージを添える場合には、「お返し」という言葉は使いません。お返しという言葉には「もらったから返します」といった意味も含まれる可能性があります。
余計なことは書かず、頂いた「感謝」の気持ちと、よろしくお願いいたしますなどの「挨拶」にとどめておきましょう。
出産内祝いのテンプレートも参考に
内祝いのギフト屋さんえあれば、のしを作ってつけてくれることもあります。特にそうしたギフトに特化したお店ならば、当たり前のサービスとしてあることも多いです。
そうでなければ自分でのしをつける必要があります。そんな場合には無料のテンプレートを使うこともできますよ。いくつかテンプレートを公開しているサイトがあるので、参考にしてください。
・のし無料
内祝いで感謝の気持ちを伝えましょう
内祝いの意味を知れば、のしの水引や赤ちゃんの名前を書く意味が理解できます。せっかく頂いた出産祝いに対してのお礼ですから、きちんとマナーを守って返したいですよね。最大限の感謝の気持ちを伝えましょう。
(Photo by:写真AC )
著者: カラダノート編集部