妊娠・出産
腎臓病の女性でも妊娠、出産は出来る?
腎臓病の女性が心配することのひとつに妊娠、出産があります。
●妊娠、出産と腎臓の負担
健康体の方にとっても妊娠、出産は大きな負担と言われています。
腎臓病の方の場合、その負担がさらに大きくなります。
というのも、お母さんは赤ちゃんの老廃物も処理しなくてはいけないからです。
赤ちゃんも生き物ですから、お母さんから栄養をもらうだけではなく老廃物も出しています。
ですが、赤ちゃんの老廃物はお母さんの体に乗ってしか外に出ることができません。
そのため、お母さんの腎臓に大きな負担がかかってしまいます。
●妊娠、出産は出来ないの?
体への負担が大きいと聞くと妊娠、出産は出来ないのではないかと心配な方もいるかもしれません。
実際、今ほど医学が発達していなかった昔は腎臓病の女性の妊娠、出産は基本的に不可能でした。
現代では妊娠、出産は状況によっては可能となっています。
担当医の判断で、妊娠や出産が可能な場合ももちろんあります。
さまざまな検査やその時の状態などを総合的に判断して妊娠、出産の可否を判断します。
また、仮に妊娠できたとすれば十分な注意が必要です。
腎臓病の治療の担当医、産婦人科の担当医の連携はもちろん必要ですし、妊娠中の食事制限や運動制限など注意しなければならないことも多いです。
(Photo by: http://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=15271)
著者: カラダノート編集部